南魚沼 コシヒカリ農家の作業日誌 |
2011.7月 |
![]() |
![]() 27日から続いた雨がやっと降り止みました。塩沢地区での三日間の雨量が562mmとニュースで言ってましたけどホントひどいドシャ降りでした。家の作業所の横には大排水路が在るので最初はどんな感じかと思って見に行っていたのしたが川のブロックが崩れているのを発見してからは心配で見に行くようになりました。 ![]() ![]() 27日PM6:24 28日PM0:35 ![]() ![]() 30日AM6:09 濁流に隠れたブロックが心配です。 ![]() ![]() 30日川が溢れて道路が冠水。 草丈90cm位の稲がこんなです。 ![]() ![]() 30日PM6:30水が引けてほぼ通常の水位です。 ブロックはさらに崩れていました。 家の田圃は被害も無く一部冠水はしましたが稲はどうやら無事です、まだ穂が出ていないので全然問題ないようですね。 ![]() 今朝から穂肥えの散布を始めました。穂肥えは幼穂(穂の赤ちゃん)が出来てから成熟期を迎えるまでの稲の栄養状態を良好にする為とあります。しかし散布時期と散布量を適切に行わないと倒伏、食味の低下につながりるのでチョッとした技術と経験が必要です。 ![]() ![]() 専用の肥料。 散布する田圃。 事前に稲の草丈と葉色をチェック、長年の勘で散布量を調整しながら行います。ただ難しいのが化学肥料と有機肥料の肥効の現れ方が違い、家では慣行栽培の圃場にも元肥えに有機肥料をふんだんに入れているので通常よりかなり抑えた量の散布に勤めています。 ![]() 県の特別栽培農産物認証書類で実績報告と言うのがあるのですが例年6月早々に出していた書類を今年は祭りやら雪解けの遅れやらでやっと今日提出しました。 ![]() 今日の日付が手書きです。 出した書類はH22年産分です、H23年については8月2日に書類と現地調査の予定となっています。たまにやる書類整理は錆びついた機械を動かすような感じで苦労を伴います。 ![]() 7/19.PM7:09 この夕焼けは台風通過前日で、いつもの夕焼けと大分違って見えたものです。 ![]() 先週から始めた畔草刈も今朝でやっと終了!想定していたよりも大分遅れました、やはり暑さには参りました。 ![]() 家の横の田圃。 最後は家の横の田圃、前はここを苗代にしてハウスを建てていました。雑草の伸びは速くて刈りづらい、こんどはこまめに刈ろうかな? ![]() 特別栽培米の田圃、中干しから4日目丁度溝切にいい感じになっています。梅雨が早々に明けたので朝晩は畔草刈作業の時間に当てて日中が作業時間、大変きつい作業でした。 ![]() ![]() 溝!! 田植機を改造した溝切機。 梅雨明けと共に猛暑、さてこの先どうなる事やら。 ![]() 今日で特別栽培米の田圃の田の草取りを終了、追っかけ中干しに入りました。慣行栽培の田圃は6月の下旬には中干しに入っています、特別栽培米の田圃も中干しにギリギリセーフで入ったような感じですが、まったくその通りで田の草取作業の遅れがありました。 ![]() 愛用の田植用長靴。 写真の田植長靴は使い始めて4年位になりますが非常に気に入っています、長く使って愛着があるのですがガタが来て補修しながらです。昨年からスペアを探していたのですが同じ型のものが無くこの春やっと見つけて即購入、5,350円也でした。 ![]() ![]() エルボを外して一気に排水。 畔草も随分伸びて明日から二回目の畔草刈作業です。 ![]() 田の草取りを引き続き行っていますが田圃の中は毎日変化があり色々な生き物と遭遇します、あっと!思うもの全てをカメラに収められれば良いのですが草取りの真っ最中無理なことで作業後に何とか撮れればいいほうです。 ![]() ![]() 田圃の中に赤いものが? すくって見てもよくわかりません? 田圃の中に赤い物が?最初は嫌気性細菌かなと思っていたのですが田圃のあちらこちらチョッと分布の仕方が変?で、手ですくってみてよーく観察、やっと分かりました!糸ミミズでした、まさかミミズとは、想定していなかったので分かりませんでしたよ。田圃の中、結構にごっているのと作業に集中でたいして観察できていませんが生き物は豊富にいますね、今年出あったものを思い起こせばヤゴ、ゲンゴロウ、カエルの類、と糸ミミズそれとトンボも随分飛んでいます、そのせいか去年に比べると蚊に刺される数は少ないようです。 ![]() 今年の特別栽培米の圃場は去年に比べ除草剤が上手く行ったようで雑草の数が少なく作業もはかどります。雑草のヒエ対策として深水にしていることが功を奏したようです、でも深い水を好む雑草オモダカ、クログアイが一部はびこっている田圃があります。 ![]() ![]() 浮いている雑草。 クログアイの塊。 ところがクログアイのはびこっている田圃の一部に鴨がやってきてクログアイの根の塊を食しているようで浮いている雑草に塊はありません、合鴨除草があるので納得なんですが鴨に荒らされた後の田圃は深水にしているのでアオミドロもあって稲も滅茶苦茶で、いい様な悪いような感じの発見です。 |
Mail![]() |
高橋農事 高橋郁朗 949-6437 新潟県南魚沼市中野124 п@025-782-2457(fax共) |