コシヒカリとは

農林1号と農林22号を交配させて出来た品種がコシヒカリです、コシヒカリは味は良いが、いもち病に弱く倒れやすく栽培が難しい品種であり今日のような栽培技術を確立するのには大変な苦労があったとNHKで紹介されました。また私が参考にしているとある本に新潟の米は農林1号が出現するまでは鳥がまたいでいくほど不味いとありました、これが本当だとしたら新潟の稲作農家にとって農林一号とコシヒカリは救世主的な大変ありがたい品種です。


魚沼産コシヒカリとは

同じコシヒカリでも産地により食味が違うので産地別に入札銘柄を分けたのではないかと思います。魚沼産コシヒカリの銘柄以外に新潟では佐渡、岩船、新潟一般とありますが魚沼産コシヒカリはその中でも一番の評価を得ています。


魚沼産しおざわコシヒカリとは

ズバリ魚沼産コシヒカリの生産地名を商品名に入れました!「しおざわ」は、関東の一部の米屋さんだけ?かも知りませんが、魚沼産コシヒカリの生産地の話でいつも出てくる産地名なので知名度があると思い、またこの地で今以上に安全で美味しいものを作りさらに知名度を上げる(個人では限界がありますが)思いがあります。


コシヒカリBLとは

とにかくコシヒカリはいもち病に弱く、感染すると品質や収量の低下を招くため農家にとっていもち病は脅威でした。このいもち病を克服するために開発されたのがコシヒカリBLです。BLとは、いもち病抵抗性系統の意味であるBlast resistance Lines(ブラスト・レジスタンス・ラインズ)の略で新潟県が15年をかけてコシヒカリといもち病に強い品種を交配し、その子孫にもコシヒカリを繰り返して交配した(戻し交配)。その過程でいもち病抵抗性以外の性質がコシヒカリとほぼ同等なものを選び出し、コシヒカリBLができました。いもち病に強いと言うことは、これまでいもち病予防に使用していた農薬の使用回数等少なく出来るので、より安全なコシヒカリ栽培が容易にできるようになった訳ですが、厳密に言えば本来のコシヒカリとは別の品種になります。日本穀物検定協会の食味ランキングでコシヒカリと同じ「特A」ですが食感など微妙な違いはあるように思います。ただコシヒカリは新潟産と偽装することが後を絶たなかったので新潟県の農家のみにコシヒカリBLの種籾を販売することで、遺伝子検査により他県産のものか判別できることになるので平成17年度から、県内に一斉導入されています。
今までのコシヒカリも無くなったわけではなく一部で栽培されています、私もご要望があればいつでも従来コシヒカリを栽培できます。

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